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今回は、ベルギーの画家ルネ・マグリッドの「光の帝国」をご紹介します。
(キャンバス・油彩、146x113.7cm、1954、ブリュッセル、ベルギー王立美術館)
彼は、デ・キリコの絵に触発されて、シュルレアリスムの運動に加わった画家でした。
「光の帝国」は、彼が1940年代末から10数回にわたって描いた絵です。「地上は夜で
空は昼」というこの不思議な絵を、彼は注文が來るたびに何度も描きました。
彼が用いた、この意外なものを組み合わせるという描き方は、「デベイズマン」と呼ばれて
います。
他にはこんな作品もあります。
「大家族」(宇都宮美術館)
「意外な返答」(ブリュッセル、ベルギー王立美術館)
「殺人者危うし」(ニューヨーク近代美術館)
「白紙委任状」(ワシントン、ナショナル・ギャラリー」
「赤いモデル」(ストックホルム近代美術館)